ますます ひろがる“ 高齢者支援の輪 ”- テレビ電話の活用による安全・安心できる生活の実現と「超・高齢社会への挑戦」 -

プレスリリース

 島根県奥出雲町は、多機能テレビ電話端末「万事万端」を活用して、「地域ぐるみ」で独居高齢者の生活支援事業を展開してきましたが、今月より、遠方で離れて暮らす高齢者のご家族向けに、「まめな家族サービス」を開始します。株式会社コトブキソリューション(本社:広島県呉市、代表取締役社長:木﨑裕之)は、サービス開始に向け、奥出雲町とシステム開発に取組み、安否確認通知機能やデジタルフォトフレーム機能を完成させました。
 奥出雲町では、これに合わせ、現在、町外モニターを募集中で、離れて暮らすご家族に万事万端を期間限定で貸し出します。高精細なテレビ電話ならではの“心の支え”に加え、孫の写真等を端末に自動巡回表示させ、離れていても“身近な存在”になることを期待しています。一方、ご家族は、毎朝、携帯電話に届く安否通知メールサービス「おはようタッチ」によって、ご両親の安否を気遣うことができ、安心感を得ることができるようになります。
 奥出雲町は、平成20年度より、万事万端を活用した高齢者の安全・安心生活サポート体制の構築に地域ぐるみで取り組んできました。町内設置のコールセンターから声掛けや安否確認を行い、告知放送も配信されており、血圧計を接続して健康管理を行ったり、お買い物もできるようになっています。孤独な生活をメンタル面から支えることで、要介護度の上昇を抑え、元気な高齢者が増えることが、年々重くなる高齢者医療・介護に係る財政負担を抑制するとともに明るい地域社会を形成するものと期待されています。
 「まめな家族サービス」は、従来の「地域ぐるみ」の枠を拡張し、離れて暮らすご家族の参画を期待するものです。私どもコトブキソリューションは、インターネットを介して全国どこででも利用できるテレビ電話機能を中心として、今後も多彩なアプリケーションを提案し、超高齢社会に向けた奥出雲町の取組みに対し、積極的支援を行ってまいります。
サービス内容
 
1.
町外モニター
 
離れて暮すご家族の希望に基づき、奥出雲町が万事万端を期間限定で貸し出します。(現在モニター募集中)貸し出しは無料で、アンケートへの協力やレポート提出等が求められます。
http://www.town.okuizumo.shimane.jp/admin/admin/admin040/040/post-388.html
2.
デジタルフォトフレームサービス
 
パソコンや万事万端からインターネットを通じて、デジカメ写真を登録すると、奥出雲町に住む両親の万事万端の画面に、登録された複数の写真が自動で巡回表示されます。利用者管理のため、奥出雲町へのサービス申込みが必要です。現在、サービス申込み中で、4月下旬にサービス提供を予定しています。
3.
おはようタッチ
 
毎朝定刻に万事万端画面上に安否確認のボタンが配信され、高齢者が画面に触れると、安否を告げるメールが予め登録した家族に配信されます。同時に町内設置のコールセンターにも通知は行われており、一定時間ノータッチの世帯は、抽出表示されるようになっており、オペレーターが安否確認を行います。
 
参考図 「まめな家族サービス」概要
 

【株式会社コトブキソリューション】
鋳造から建設機械、飲食店等、幅広い業種を手掛ける寿グループの企業です。広島県呉市に本社を置き、ビジネス分野のソリューション事業、組込系システム開発、ならびに携帯電話向けゲームをはじめとしたモバイルコンテンツの制作、配信を行っています。また、多機能テレビ電話端末「万事万端」の製造・販売及び各種アプリケーションの開発を行っています。
http://www.ksol.jp/index.html

【島根県奥出雲町】
平成17年3月に旧仁多町と旧横田町の合併により誕生した奥出雲町は、島根県の東南端に位置し、中国山地の嶺を隔て広島県と鳥取県に接する、神話に名高い斐伊川の源流域にあります。(人口15,641 人・5,028 世帯・平成20 年12 月1日現在)
合併後は、地域間格差の是正と均衡ある発展を目指す中で、いち早く情報通信網の整備に着手、全町で各家庭まで光ファイバーを接続した全国最先端のFTTH網が完成し、超高速インターネット、ケーブルテレビ、IP電話の利用はもとより、新たにテレビ電話による独居老人宅の見守りや在宅医療、生活支援サービスの構築を進めており、生活基盤・道路網の整備と併せ、健全な財政運営に努めながら合併後の一体感の醸成、地域経済の活性化に取組んでいます。
http://www.town.okuizumo.shimane.jp/